カブトムシを捕まえろ!

ちょうど群馬に旅行する。仕掛けを作って、クワガタも一緒に捕まえよう。
ときどき、これらの昆虫を捕まえる夢をみる。大人になるまでこれら昆虫とはしばらく離れていたが、やはり心のどこかで虫を求めていたのかも?
泊まった宿の裏に小さな林があった。カブトムシの来そうな林ではないが、でもトライ。
えさは、熟したバナナを紹興酒に浸したもの。夕方仕掛けて、夜と翌朝5時に見に行った。

1日目

2ヶ所しかけた。まず夜に見に行った。懐中電灯を照らすとその先に黒いものが2つみえた。はやる心をおさえながら近くに行くと・・・。
それはえさのバナナだった。(人間の心理というか、自分の都合のいいようにみえてしまうものだ。)
無数のアリが群れているのみ。
翌朝再び。今度はアリさえもいなかった・・・。

2日目

今度は別の宿。こちらの宿は、裏手が山続きになっている。期待できそうだ。また同じようにえさをしかけた。
同様に翌朝5時にみにいった。
なんと!えさはすっかりなくなっている。2ヶ所とも。それどころか、えさのかけら1つなくきれいになくなっている。まるでぺろぺろなめたかのように!  これは哺乳類のしわざに違いない。えさ入れの容器があまり散乱していないところをみると、手を使えるやつだ。だからイヌではなく、猿あたりかもしれない。

メスのカブトムシをゲット!

でも収穫はゼロではなかった。前夜、外灯の近くを探していたところ、カブトムシのメスがいたのだ。それもその1匹だけ。これは運命に違いない。
早速部屋に持ち帰った。でも夜行性なので夜中中うるさかった。プラスチックケースに入れておくと「だせ、だせ!」と騒ぐので洗面所に放っておいた。夜中トイレにいくときみたらおとなしく床にじっとしていた。
翌朝見ると同じ場所にじっとしている。良く見るとひっくりかえって動けなくなっているだけだった・・・。

こうしてオスメスを手に入れ、家で飼育が始まった。