7月末、梅雨明け10日。この期間は天気が安定するので山登りには最適な時期。
日本で2番目に高い北岳(3192M)に登ることにした。
家を4時半に出て、友人の車で山梨県芦安の市営駐車場まで。早朝は道がすいているので3時間かからずに到着。マイカー規制でここから広河原に出るにはバスかタクシーに乗り換える必要がある。
7時半前には駐車場についたのだが、土曜日から登っている登山客の車で駐車場はいっぱい。遠くの駐車場に止めざるをえなかった。
ここからバスは1000円所要約1時間、乗合いタクシーは1100円、約40分。乗合いタクシーは随時出発するのでそちらを利用することにした。この時間短縮は大きい。


いよいよ出発、天気はいい。

途中休憩を入れながら約5時間歩き、ようやく本日宿泊の肩ノ小屋に到着。歩くペースが早かったのか、予定より約2時間早くつくことができた。
↓小屋付近でみつけた木。何か動物に似ている。

↓小屋で見られたブロッケンの妖怪。丸い虹の中央に、自分の影である妖怪が映し出される。

昨日までずっと天気が悪かったらしく、天気のいい今日の小屋は登山客でごった返している。狭い山小屋は雑魚寝で、寝る場所確保は結構大変だ。一応場所を割り当てられるのだが、境界線がないため他のグループと揉め事になることもたまーにある。(みんな疲れているしイライラしがちだから。)
自分ら2人と、隣のグループ5人で場所を分け合ったのだが、間の2本の柱を目印にした分け方を提案し、先方グループのほうが広いスペースを確保できるようにしているにもかかわらず、数学を理解してもらえないがために「もっと詰めてくれ」といわれる始末。(狭い場所では頭と足を互い違いにして寝るべきなのに、おばちゃんらはそうしたがらないので、寝る場所が狭くなるのは当然。わがままだと思った。)
最終的には別の場所に移れたのでよかったのだが・・・。

●2日目

山の醍醐味はその美しい景色に限る。
翌日はすばらしい天気で御来光を拝むことができた。
↓日の出前。手前の稜線は鳳凰三山

↓明るくなってきた。手前のとんがりは地蔵岳オベリスク

↓富士山の頭だけが雲の上。

↓いよいよ御来光。



↓山頂からの展望。なにせ日本でここより高いのは富士山しかない!遠く北アルプスまで望める最高の展望!後方は仙丈岳(3033M)。

↓八本歯のコル付近に咲く固有種。名前を忘れてしまった。

●今回の行程

1日目
広河原 8:30 歩行距離 約5.5km
大樺沢二俣 10:40〜11:40 歩行時間 約5時間
小太郎尾根 13:35〜13:50 歩行上り 約1500M
肩ノ小屋(泊) 14:30 歩行下り 約0M
2日目
出発 5:30 歩行距離 約6km
北岳山頂 6:20〜6:45 歩行時間 約4時間
白根御池小屋 10:10〜11:00 歩行上り 約180M
広河原 13:00 歩行下り 約1670M