自分は野球には全く詳しくないが、イチロー松井秀喜はすばらしいプロ選手だと思う。彼らの実績は全く文句のないものであると思う。また、インタビューなどでところどころに感じられることであるが、自分の仕事に対する姿勢や目標管理、メンタル面や健康面での自分の管理に至るまで、やはり並みの選手とは違うなと思わせるところがある。



日常生活では、対価を払い様々なサービスを受ける場面が多いが、その提供されるサービスの質について、首をかしげたくなることが多々ある。相手はその道の専門のはずなのに、知識がなかったり、顧客満足とはとても思えないような状態。



いくつかの例を示すと・・・。
●昔、某大学病院で診察を受けたときのこと。なぜその話題になったのかは覚えていないが医師に質問し、アドレナリンの話になった。医師は「アドレナリンと反対の機能だからノルアドレナリンだな・・・」などと説明を始めた。
何だって??
この2つは別に反対の作用をもつ物質ではないだろ・・・。大丈夫かよ・・・。



●生保に電話し、ある商品について質問した。
「定額保険になるのですか、変額保険になるのですか?」「それは一般勘定ということですか、特別勘定ですか?」
窓口の担当者は言葉の意味がわからなかったようだ。いくら本人が営業担当でないとしても、まず電話口に出る立場ならそれくらい勉強してくれ。



●税務署で「為替証拠金取引」の損失についてどういう扱いになるか念のため聞いた。えらそうにしていた中年の担当者は「先物取引に関わる雑所得等の説明書」をもってきて、とりあえずこの用紙に記入して欲しいと言ってきた。「こういうケースはあまりないもんでねー」などと言っていたが、本当にこの用紙でいいのか不安だった。説明を見ながら自分で書いてくれとのこと。
時間の無駄になるかもしれなかったのでとりあえず用紙はもらっておき、後で書くからと伝えて帰ることにした。
「為替証拠金取引」は最近個人の取引が急拡大している商品だ。今後も質問は増えるだろう。税務署の担当者がこんなのでいいのか!



世の中こんなものなのか・・・。



少なくとも自分の職業の領域についてはプロであってほしいし、対価をもらっているのだからプロ意識を持って自己研鑽に励むべきだ。
でもその道の本当のプロというのは、そうそういないようだ。
いろんな領域で本当のプロとめぐり合えて、その人が提供する商品・サービスを受けられたら幸せだと思う。