計画

もう正月5日。1年間を振り返ってみると、やろうと思ってやれたこと・やれなかったことなどいろいろある。
何かを達成したいことがあって、それを達成するために必要なことは
1.「価値観をはっきりさせること」
2.「モチベーションを維持すること」
3.「実現可能な具体的な計画をたてること」
4.「計画にはメリハリをつけ、要所要所に自分ではコントロールできない締め切りを組み込むこと」
かと思う。
1.「価値観をはっきりさせること」・・・なんのためにそれを行うのか、それを行ったらその後どうなるのか?など。自分にとって大切で重要であればあるほど無意識のうちにも優先される。
以下昔読んで最近また読んだ本[頭がいい人、悪い人の仕事術」より。
多くの人は家庭がいちばん大切だというが、みんな本当に家庭が大切なのだろうか?真の価値観は、自分自身の行動や選択で示される。彼らの時間や生活の組み立て方を見れば、家庭よりも仕事やゴルフ、社交その他の活動に価値をおいていることがわかる。
その通りだと思う。その人のふだんの行動が、その人の価値観を反映しているのだと思う。価値観が何かと問われて答えられない場合であっても、無意識のうちにその人の潜在意識下の優先順位によって、行動が決定されていると思う。
話は変わるが、会議にはいつも5分くらい遅刻したり、プライベートでも約束の時間をいつも守らない人がいる。これはどこかで本人が「遅れてもいい」と思っていることのあらわれに他ならないと思う。そういう人でも、大事な試験などのときは絶対に遅刻しないものだ・・・。
2.「モチベーションを維持すること」・・・人の気分は日によって異なるし、頑張れる日もあればだらけてしまう日もある。元旦に立てた一年の計を毎日片時も忘れず、常にそれに向かって行動するのは、受験など特殊な場合を除いて至難の業だ。だらけ始めた頃、当初立てた目標に関連するもの(映像でも音楽でも話題でも)を目や耳にしたときなど、再びやる気が湧いてくる場合も多い。目標は毎日目に付くところに張り出すことが有効だと思う。また将来お金をためて行きたいところがあれば、その写真を飾ることもそうだと思う。
3.「実現可能な具体的な計画をたてること」・・・いつまでに何をやるか、を具体的に考えておかないと、たいてい実現しない。漠然と、このころまでに・・・と考えていてもその通りには、いってくれない。必ずといっていいほどアクシデントは起こるので、そういうことも想定してすこし余裕を持たせておくことも必要かと思う。
4.「計画にはメリハリをつけ、要所要所に自分ではコントロールできない締め切りを組み込むこと」・・・メリハリはモチベーション維持にも必要だ。同じような作業の繰り返しでは必ず飽きがくるし、そうなると作業効率も落ちる。脳が眠くならない工夫が必要だ。また、どんな人間でも必ず楽なほう、楽なほうに流れてしまうものだ。(できるだけ少ないエネルギーで物事をこなそうとする、本能みたいなものかとも思う。)その点、どうにも動かせない締め切りがあるとおしりに火がつく。言い方を変えれば、そういう締め切りがないと、人は動かないものかもしれない。仕事の締め切りにしろ、宿題にしろ、徹夜をする人が絶えないのは、計画性がないともいえるが一方でそれも人間生来の性質なのかと思う。
 ある程度時間が限られると、有効に生かそうと人は工夫する。例えば会社勤めで忙しくても、なんとか帰宅後の1時間を自分の時間にあてようとすれば、集中して取り組めるものだ。子育て中の主婦もしかり。一方で時間があると思うと、なまけぐせがでて、やるべきことがどうにも進まないこともある。3とは逆かもしれないが、「ぎりぎりの時間の中でやり遂げられる量を計画に盛り込む」ことも有効かと思う。
 この正月休みがくるまで、この冬は最近にしては忙しい日が続いていた。休みに入ったらいろいろやろうと考えていた。でも今日の時点で、やろうと考えていたことはほとんど終わっていない。何で終わらないのか、いろいろ考えた。
 この反省を生かし、予定したとおりに過ごせるようになりたい。