28日

天気は曇りでやや日が射していた。ただそれもつかの間で次第に雲があつくなった。雨でないだけ、まだましかもしれない。
阿蘇山上はミヤマキリシマが咲きあふれていた。先々週は仙酔峡が見ごろであったが、今はこちらの阿蘇山上が見ごろであった。でもとても寒く風が強かった。ふもとで１２℃であったから、山上はもっと寒く、しかも風が強かった。５月の九州とは思えない。すぐにその場を退散し、草千里へ。でもこちらは霧で真っ白で何も見えなかった。

その後、ペンションのおばちゃんに教えてもらった、スズランの自生地へ行った。こちらは先日の名水百選とは異なり道案内の表示が細かくされており、迷うことなく目的地に到着した。遠くから見てもただの草原にしか見えない。山全体がピンクのミヤマキリシマとは対照的だ。近くに行って、ようやく小さく咲いているスズランを見ることができた。スズランの香りは某洗剤のコマーシャルにもあるようにいい香りのはずだ。でも写真を撮るのに夢中で匂いをかぐのを忘れてしまった。洗剤がどれだけ本物に近いのか確認したかったのだが・・。

その後温泉に入って、熊本空港へ。俵山経由の県道にトンネルが新しくできていて、とても走りやすくなっていた。もっともこの山沿いの県道は途中の眺めがよく、ゆっくり時間をかけて旧道を走ってもよい道だと思う。空港で妻と別れ、今度は大分へ。明日は朝のフェリーで四国入りする。