29日その1

キャンプ場選びも気をつけたほうがいい。昨日泊まった場所は青年の森キャンプ場というところだが、夏季のみ営業で、時期はずれの今はただの草っぱらだ。夜真っ暗になってから外に出たときに、物置小屋らしき中から光がもれていた。誰かいるのか??気味悪かった。おそらく昼間に使用して電気を消し忘れになっているのだろう。市街地から5kmほどであるにもかかわらず、キャンプ場に通じる県道が非常に細い。途中までは片道1車線ずつあるが、途中からは車1台通れる幅で、落ち葉が積もっており車道というよりはハイキングコースだ。ところどころ路肩も崩れており、下手したら車が下に落ちてしまうよな場所である。途中からまた片道1車線の道になったりを繰り返していた。
ただこの片道1車線の広い区間が、後で判明するがくせものであった。ハイキングコースを夜に運転するのがいやなので、明るいうちにキャンプ場に戻れるよう、夕食はコンビニで買って持って帰った。食事後もう外は暗くなり、まさに漆黒の闇に包まれた。眠るか眠らないかのころ、車の往来が多いのに気づいた。こんな山道をこんな夜に辺だなと思った。よく耳をすますと、それは複数の車ではなく1台の車の音であった。片道1車線の広い区間を行ったり来たりして、ブロロロ・・・キキーッとローリングしているのである。(「しまったなー。」)そういえば道路にタイヤの跡がいっぱいついていた。ちょうど自分が泊まったあたりを折り返し地点としてヤンキーの夜の活動の場になっていたのだ(乗っていたのはヤンキーとは限らずおじいちゃんの可能性もあるが・・・)。でも幸いなことに30分くらいすると街に下りて行ったらしく、静かになった。

翌朝は現地を7時過ぎに出発して佐賀関へ向かった。距離にして30kmくらい、9時のフェリーなので十分間に合うはずと思っていた。ただ大分市の中心街を通るため、通過にとても時間がかかってしまった。ちょうど通勤のラッシュだった。途中、ルートを変更したり、有料の橋を通るなりしたが、港に着いたのは9時ジャスト。まさに橋げたが外され、船が出港する瞬間であった。「全然間に合わない」などならともかく、目の前で行ってしまうのはくやしい。「あの渋滞め」などと思ってしまうが、自分の読みが甘かっただけである。でも1時間後に次の便がでるので良かった。四国でのルートなどを考えているとあっというまであった。