29日その2

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この旅に出てから3週間、ずっと車であったのでこのタイミングで船というのもよかった。四国の佐田岬半島まで1時間10分、ほどよい時間である。天気もよく、ずっと甲板に出て海を眺めていた。船の旅というのは、独特の雰囲気がある。別に誰と別れるというわけではないが、船が岸を離れるときはなんとなく寂しい気がする。甲板の手すりは、ちょうどペンキの塗り替えを行っていた。1枚目の写真の右下のほうに小さく写っているジュースは、これから彼らが休憩時に飲むジュースである。海を眺めながらぼーっとしているといろんな思いが頭の中をよぎる。物思いにふけるのにちょうどよい空間だ。何年か前、小笠原に行ったときのことを思い出した。(25時間も船に乗っていたので、目的地の陸地が見えたときは本当に遠くの異国に来たような気がした。船からは時々鯨も見えた。)

おばちゃんの団体がいたが、本当ににぎやかだった。すずめが何十羽も木に止まってがちゃがちゃしゃべってもあまり気にはならないが、おばちゃんだとどうしても気になってしまう。
そうこうしているうちに船は四国に着いた。
昼食を港の近くの店で食べた。例のごとく断ってコンセントを借りていたが、なんてこった!このコンセント、電気が通じていなかった!10分程度でパソコンの電池がきれてしまった!

昼食後、愛媛県の名水百選の観音水に向かった。湧き水が大量にあふれ出るのを久々にみた。駐車場から川に沿って5分も歩くとその源流にでた。岩の奥に鍾乳洞がありそこから湧いているらしい(写真2枚目)。水が多いので一気に川になっていた(写真3枚目。奥の穴から水がでてくる)。例のごとくサワガニをみつけた。また、気持ちいいのでしばらくたたずんでいると視界に大きな黒い蝶か、こうもりのようなものがはいってきた。すずめくらいの体に長い尾、サンコウチョウであった。今回越えは何回か聞いていたが、やっとその姿を見ることができた。そのとき望遠レンズを持ち合わせていなかったのが残念。

今日の宿泊は山中のキャンプ場。でも交通事情は昨日よりはるかにいい。何せ国道沿いだから。雲の上の温泉という、少しぬるぬるした温泉に入った。