5日

イメージ 1

今日、帰宅する。
最後のキャンプ場をあとにし、朝大室山に登った。ここはお気に入りの場所である。ちょうど九州の米塚にそっくりだ。丸い草の山で、旧火口のまわりをぐるりと1周できる。頂上までそんなに高くないのだが、昔あった登山道は廃れ、登山禁止の表示があるのが悲しい。上にはリフトでのみ上がれる。
山上からは360度の展望。遠くに霞んで富士山も見えた。
ここを今回の放浪の最後の地とし、家に向かった。
平日なので道はさほど混んでいない。

今回の旅は、当然であるがきままなものであった。旅が好きなこと、自然が好きなこと、その好きなことを実現する旅であり、充電の旅であった。自分は性格上、「~しなければならない」にとらわれやすい。そこから開放され、「~でもまあいいや」という考え方にもっと傾きたいと思っている。果たしてこの旅でそれは実現できたであろうか?

もともと壊れかけていたテントは、ますます壊れかけである。でもなんとかもった。その役割を十分に果たしてくれた。幸い、旅の後半は天気もよく風もなく、テントが壊れる心配はなかった。支柱は竹のように何ヶ所も立てに割れいまにも折れそうだが、そこは素材のすばらしいところ、縦には割けても横には折れにくいのだろう(写真)。テント君、よくがんばってくれた。
車も、もう17万km走っている。山道やダートなど悪路もたくさん走ったが、故障1つなくよく走ってくれた。

一人で、テントでの旅なのでいろいろ周りに心配をかけた。でも気にしてくれるということはありがたいことだ。「家に帰るまでが遠足だから」と妻に言われ(この旅は遠足か?!)、無事に家に着いた。基本一人の旅であったが、いろんな人に支えられての旅であったはずである。
みなさん、ありがとうございました。
(完)