銀泉台

層雲峡近くの銀泉台は大雪山への登山口の1つで紅葉の名所。
イカー規制のため、銀泉台へはバスでいく。尾瀬上高地など自然の美しいところはみんなマーカー規制である意味不便だが、排ガスによる環境汚染や渋滞のことを考えると、いい考えだと思う。

↓バス終点、銀泉台

あいにく台風の進路に重なってしまったため、天気が悪く、風も強い。層雲峡のロープウェイは強風のため止まっている。午後には台風は通り過ぎて晴れるという予報に期待した。

当初は北海岳、黒岳を経て層雲峡に下りる予定であったが、ロープウェイが動いていないので、銀泉台から白雲岳を目指すルートに変更して登り始めた。あいにくの雨、時折強風がふく。

でも天気が悪いならではの美しい景色もある。虹がみられた。紅葉もきれいだ。

1時間半ほどで駒草平へ。午後に向かって晴れることを期待していたが、斜面を登りきったところにあるこの場所は、吹きっさらしで激しい雨をまともに食らう。監視員用の避難小屋の陰に身をひそめ、しばらく様子をみることにした。
雨は横から吹き付けてくるのでこの場所だけはぬれずにすみ、弁当を食べることもできた。

でも陰から一歩出ると持ち物は吹き飛ばされてしまう。
監視員が巡回しており、この先はもっと風がつよく、今日は収まる様子はないことを教えられた。先に登っていた人たちも降りてくる。
今回はあきらめることにした。

でも帰り道、また虹を見ることができた。どうやら朝からずっとでているようだ。

下山してから、温泉にタダで入っていた妻と合流。
山の上でも、電波の状態によってはケータイがつながるのがうれしい。通話だと、かけたときに相手も電波状態がよくないとつながらないが、メールであれば、そのときでなくてもわずかな時間でもつながれば、コミュニケーションをとることができる。

夕方、一気に晴れてきた。天気がよいと景色がまったく違う。

悪天候ながらも、紅葉を楽しめた。