車で道路を走っているとき、面白いものをみつけた。

仮の道路(写真右上、鉄筋の骨組みの上。平行して歩道橋がある。)のすぐとなり、同じ高さに電車の線路(白い外壁に青のライン)が、道路と直角に伸びてきている。
電車の高架化により、今まで道路だったところに電車を通し、地面を走っていた電車を高架化する工事である。


↓下が現在の電車、上(高架)は今後の電車の通り道


↓鉄筋の骨組みの上を、現在は仮の道路が走っている


↓鉄筋上の仮道路から見た、建設中の線路。まだ、電車は下を走っている。

↓仮の道路のすぐ下を、線路が走る予定。近くまでレールは延びてきているが、道路の直下にはレールはまだない。


数日後、同じ場所を訪れてみた。

↓以前の仮道路は、画面右上で、まだ鉄筋が残っている。

↓今立っているのは、以前線路だった場所。電車は上を走っている。高架の間に、以前の道路の名残が(ガードレールも)。

電車の運行を続けながら、一夜で、今まで地面を走っていた電車を高架にし、高架を走っていた道路を地上に走らせる。すごいと思った。建設を一瞬にして終えることはもちろん、安全に電車や車が走れる線路、道路にするわけである。失敗は許されない。ものすごいプレッシャーだったに違いない。見事に完成した。すばらしい!

先日、新しくなった線路を走る電車にたまたま乗った。どうせならあの場所まで行ってみようと、一番先頭車両に、子どものように陣取って運転手気分を味わった。(ちなみに、結構たくさんの人が先頭車両で前方の景色に釘付けになっていた。)
下には古い線路がみえ、工事現場は一瞬に通り過ぎたが、高架の仮道路はまだそのまま残っていた。なにげないことであるが、おもしろかった。