ビジネスツールとしてのメール

伝達ツールとして、いまやメールは日常生活にもビジネスにも欠かせない手段となっている。
個人的にありがたいのが、電車に乗っているときに連絡したい場合。電話でしゃべるわけにはいかないが、ケータイからメールで要件を伝えることができる。

メールは、打つのは面倒であるが、電話よりも「気軽に」使える手段だと思う。そのためか、「電話すりゃいいじゃん」と思えるような場面でも、ついメールに頼ることが多いのではないかと思う。

企業と顧客のコミュニケーションツールとして、ホームページあるいはメールというのはとても有用だと思う。

1.電話するのは勇気がいるが、メールなどであればハードルは低くなり意志を伝えやすい。
2.クレームなどの場合、メールやホームページ書き込みのほうが冷静に状況を伝えやすい。
(怒りを伝えたいのであれば電話のほうが有効だが)。
また、電話では受けた担当者の力量により、伝えたいことが社内で正確に共有化されない場合がある。その点、書き込みが記録に残る場合は、顧客の文章はそのまま、複数の企業担当者に伝えることができる。

なぜ上記のようなことをふと思ったか、きっかけは会社への資料請求。

ある会社Aは、連絡手段として電話またはメールを顧客が選択できるようになっており、顧客が承認しない限り先方から電話はしてこない。
もう1つの会社Bは、資料請求時にメールアドレスを記入する余地がなく、電話番号をかかないと資料が請求できなかった。

その後の対応は・・・?
セールスをかけられても困るので、会社Bからの電話らしきものが何回かかかってきているが(ナンバーディスプレイ)、面倒なのででない。
当然会社Aからは電話はかかってこないが、最近メールがきた。「その後いかがですか?」と。
製品についてある程度聞きたいことはあるので、またメールなら要件だけ簡潔にやりとりできるので
会社Aにはメールで問い合わせることにした。

自分のようなタイプの顧客には、会社Aのやり方のほうが成功したといえるのではないか。

一概に、電話よりもメールのほうがビジネスチャンスがあるとはいえないが、
企業はたかが資料請求1つでも、連絡手段のメリット・デメリットを考え、気をつかう余地はあるのではないかと思う。