夢の実現

イメージ 1

夢の1つをかなえた。

といっても、そんなに大きな夢ではなく、また夢というほどのものでもないが・・・。
家の近くに小さな公園がある。小さな動物園もある。近くにあるので行こうと思えばすぐに行けるが、ある時期が来たら行こうと決めていた。

それは、子どもが生まれたら、子どもと一緒に行こうと決めていたもの。

でも実は、行くのは今回がはじめてではない。妻のおなかが大きくなってから、毎日のように早朝散歩に行っていた場所だから。
なので、子どもにとっても初めてではない。おなかの中にいたときから何度も来ている。

桜の咲くこの季節、とても気持ちがよかった。芝の広場は家族連れで混みあっている。でも場所取りするほどではないのでいい。
家で食べる昼食を、代わりに外に持ち出して食べる、ただそれだけのことかもしれないが、外で食べる食事というのは本当においしい。妻の手作り弁当の出番も久々だ。

桜は、人々の心をかきたてる。木いっぱいに淡いピンク色の花をわーっと咲かせ、しかも1週間で散ってしまうのでさらに人々の心をひきつけるのだろう。子連れが多いが、菓子類を大量に買い込んで場所取りしている学生風の集団もあれば、ただ酒がのみたいだけのおやじの集団もいる。
桜が古くから和歌に詠まれてきた所以である。そして花にまつわるうたは今も詠まれている。

世の中に 絶へて花粉のなかりせば 春の心は のどけからまし
                              アレルギの業平

子どもはまだ小さいので、動物がいても何がなんだか・・・といった感じだろう。エサを求めて集まってくるハトにさえ負けてしまうくらいだ。
子どもが大きくなってからもまた何度も来たい。