マフラーと帽子で体温調節

「寒い」あるいは「暑い」と感じたとき、人間は衣類を調整することで体温調節をすることができる。上着を着る・脱ぐ、ひざかけをするなどいろいろあるが、特に帽子とマフラーに大きな効果があることを知った。

人間の体温調節機能の1つに、抹消血管の収縮・拡張による血流調節がある。体温を下げたいとき・暑いときは抹消の血管を拡張させ、血液を外気に触れさせて熱放散を促す。逆に寒いときは血管を収縮させ、熱放散を防ぐようにする。寒いときに手足が冷えるのは、手足に血液があまり流れないからであり、これは体の奥が冷えるのを防ぐためだ。

帽子とマフラーが効果的というのはつまり、首と頭の体温調節が効果的ということ。これらの部位は、血流調整(=無意識)によって体温調節できない部位であるとのこと(日テレ「世界一受けたい授業」より)。だから、意識して、人為的に?調整すると効果的。

つまり、衣類によって首や頭を覆うと、簡単に体を温めることができるのだ。寒い夜、たくさんふとんをかぶっても、首もとがすーすーしてなかなか眠れないのも納得。

ためしに家の中でマフラーをまいてみた。かなりあたたかい。首をきちんとあたためておけば、半そででも大丈夫かもしれないと思えるほど。のどをあたためておけば、蠕動運動も活発になって、ウィルスなども、より排除できるようになるかもしれない。これはいいことだ。

ちなみに、中学校の先生に、風邪を引かないようにするにはのどの位置の服のボタンを開けておいて外気にさらすのがいいと教えられて信じてきたが、これは逆ではないのか??

首(のど)、頭を冷やさないようにして風邪予防!しばらく実践してみようと思う。