恐怖の煮物

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(写真出典)http://www.geocities.jp/life_stylist777/photo/

蒸し暑くて湿度が高いこの季節。微生物の増殖は思った以上に早い。

昨日作った煮物。節約調理法で、沸騰後はでかい発砲スチロールの容器になべごと入れ、しばらくそのまま保温。
(別に100℃に保持する必要はないので、少し温度は下がるけど具材を柔らかくするのには十分。数時間たってもかなり熱い、節約調理法。)

100℃で滅菌し、その後蓋の開閉などしなければ微生物が入ることもないだろうと、今まで活用してきた方法だが、この時期は別だった。

今までもそうだったと思うけど、滅菌はできていなかった!
そしてこの時期のなべの中は、たった1日でカビの天国に・・・。


ふつうは、ハイさようならー、とするのだろうがウチは違う。(え?!)

においは そんなに悪くない。
カビの色も そんなに悪くない。
だったらいけるかもしれない(などと普通は考えない。)
問題なのは、このカビが毒素を出しているかどうか。
においや色がきつくないから毒素も平気だろうと考えるのは、あまり根拠のないことだが、ちょっと食べてみようとトライすることに・・・。

もちろん、表面の菌糸を取り除いて、再加熱して、菌は殺す。
加熱後、ちょっとスープの味見をして、別にまずくないことを確認。
で、食卓に。

食べるのは、
おなかが決して強くはない自分と、妊婦と、乳幼児と、これまた「食べてはいけない」人たちばかり。
いまんとこ大丈夫。明日の朝元気だったら、確かに大丈夫と言うことだ。


そもそも、少しでもカビ生えたら全部ダメっていう考えもどうかと。

今日の食卓には納豆とキムチと漬物と、これまた微生物だらけの食品。みんなでなかよく胃で混ざっておくれ。

たぶん、無害なカビだったのだろう(まだわからないが)。食パンにつくカビだって、無害なことが分かっている。コンビニのおにぎりだってうじゃうじゃ菌はいるわけだし。

それにしても、仕事とかで微生物に関わってなかったら、やっぱりあの煮物は食べないよな・・・。