もうすぐ皆既日食

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来週22日は、日本で46年ぶりとなる皆既日食がみられます。皆既日食となるのは種子島の南部から奄美大島の北部までで、中心部のトカラ列島は今世紀最高といわれる好条件(6分以上完全に太陽が月に隠れる)で、近ツーのツアーでしか島に上陸することはできないようです。

本州各地でも太陽はかなり欠けるようで、「晴れているのに空が暗くなる」という珍しい現象が楽しめそうです。動物達は、普段とは違ったこの異変に対し、不安でとても落ち着かなくなるそう。

それにしても、天文現象というのは数十年も前から、この日の何時何分何秒に日食が始まる、ということまでわかるというのはすごい。株や為替なんかは、明日の終値がどうなるかなんて、プロにも誰にもわからないのだから。(そもそも天文現象と比べるものではないけど。)

部分日食の楽しみ方として、おもしろいものを以下に。

まずは、クイズで、本日の写真のイヌの名前は?
「そんなものわかるわけがない」その通りです。

では、いつに撮影されたもの?
それもわかるわけがない。というのは間違いで、年と場所がわかれば、候補はほぼ1日に絞られます。1987年の日本での撮影だとしたら、これは9月23日のものですが、その証拠は木漏れ日の形。

よくみると、地面も、イヌのわき腹あたりに写っているものも、イヌの寝そべっている台も、みんな影が三日月の形になっています。ピンホール現象と言って、小さい穴を通った光は、その光源の形に映ります。部分日食のときは太陽が欠けているので、それが映し出されるというもの。

木漏れ日でなくても、厚紙などに小さな穴を開けて光を通せば、この形になるので、ぜひ試してみてはいかが?