緊急地震速報

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(写真出典)  http://www.geocities.jp/life_stylist777/photo/

TVやラジオなどで、数秒後に大きな地震が来ることを伝える緊急地震速報。ケータイでもメール受信設定できる(機種によるが)。と妻から教えてもらった。(情報収集力に関して、はじめて「妻の方が進んでいる」と感じた瞬間。)

専用受信機も発売されている。TVやラジオ(やケータイ)はいつも電源を入れているとは限らないが、これはいつで知らせてくれる。地震が来るまでのカウントダウンもしてくれる。7,000円前後。これには「高い」と思った。(もっとも、数年前は数万円しており、1万円を切ったことは画期的だというようなTVでのコメントがあったが。)

TVで星野リゾートの星野社長は、「せっかくの受信機だからもっと付加機能をつけて、例えば『今虹がでています』などの情報もしらせてくれるといい」と言っていたが、なるほどおもしろいと思った。
(先月くらい?空にとてもきれいな二重の虹がでていたようで、数時間後にネットで知ったが、あの虹は本当に写真に撮りたかったと思った。その後夢にまで見た。)

受信機、なぜ高いと思ったか?ユニバーサルサービスであるべきと思ったから。TVのコメンテーターが言っていたが、サイレンのような形で地域住民に知らせるなどの方法もあると思う。住民が特定の機器を買わなくてもサービスを享受できるようにしたほうがいいと思う。

このサービス提供によって地震被害を減らせるのなら、救援・復興の際に国が負担する費用も減らせるわけだから、サービスの普及にある程度公費を投入しても、最終的には国にとってもメリットなはず。


ところで専用受信機が発売されたとき、開発メーカーの社内ではどのような経緯で発売にGoサインをだしたのだろう、と考えてしまった。
ロジック重視の会社にありがちかなと思ったのは以下のような思考回路。
・提案者:「1万円を切る専用受信機を開発したいと思いますが・・・。」
・上司:「ケータイで無料で受信できるのに、そんな商品売れるのか?」「ケータイとの差別化ポイント、優位性は?市場規模は?」
・提案者: 「・・・・」
こうして、開発の提案が却下されるケースが多いのでは?などと考えてしまった。

実際に発売された専用受信機は、初日に100台くらい売れた様子。
・購入者は、ケータイで受信できることを知らなかったかもしれないし
・知っていても、別に専用受信機があったほうがいいと考えたかもしれないし
つまり、実際に購入者は少なからずいたわけで、(その後の販売個数や、発売メーカーの利益にどれだけつながったかなどはわからないが)開発を見送った企業は、利益を取りそこなったとも言える。
また、ケータイ端末で受信できるという情報を知らなかった初期の顧客を取り込むことができたわけで、今後購入者が減ることになったとしても、その時点で発売をやめて逃げ切る?というやり方でも利益を得るには十分だと思う。

こういう商売のやり方もアリだとは思ったが、左脳ばかり使っている会社ではなかなかやれないんだろうなーと考えてしまった。