日用品は比較するのに、なぜ生命保険は比較しないのか?

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(写真出典)http://www.geocities.jp/life_stylist777/photo/

ある人が言っていたが、確かにそうだな、と思ったこと。

・スーパーの特売情報を利用して買う
・より安いスーパーに行く
・服を買いにバーゲンセールに行く
・家電製品を買うのに「価格.com」のような比較サイトで価格情報を入手する
などなど、「より安い」「お買い得」を求めて人は情報収集を行う。
でも「生命保険」などを購入するときは、「よりいい商品はないか」という観点で情報収集する人はあまりいないのでは?


もともと、生保は知り合い・親戚や、会社に出入りしている生保レディの「お勧め」を受けて「言われるがままに」加入してしまったというのが大半。で、G(義理)N(人情)P(プレゼント)と言われてきた。
だから、「比較」などはじめからほとんどしたことがない。しかしこの「お勧め」は、保険会社にとっては「お勧め」でも加入する本人にとってはほとんどが「お勧め」どころか、「無駄」だらけ。


スーパーの特売を利用しても、効果はせいぜい数十円~数百円程度(といいつつ自分もこれくらいの節約でも力をいれてやっているが)。
一方で、保険商品は生涯で数千万円の支出になるので、ちょっと商品を比較すれば数十万円~数百万円の節約が可能になるもの。


日用品は比較するのに生命保険は比較しないといった特性は、「合理的」とはほど遠い。でも「行動経済学」という分野が注目されているように、人間の行動は経済的側面において意外に「合理的」ではないもの。


チラシや比較サイトを見るのに、たいして手間はかからない。でも保険についてはよくわからないし、まとまった時間がないと手をつけられないといった事情もある。だから、なかなか比較しないということになる。


でも!モッタイナイ!


入ってしまったのは仕方ないけど、今からでも「見直し」は可能。数万円かかっても、数十時間かかっても、費用対効果が非常に高いと思います。